彼らが、帰ってきた。
200x年、秋。
聖杯戦士たちの戦いが終わって半年。
「へー、コスプレミスコンねえ。面白そうな企画じゃないかい?」
「な、何よ慎二、その目は」
「遠坂ぁ。出るんだってね、応援してるよ」
「美綴さんまで何言ってるのっ!」
「え、出るんだろ?」
「あのねえ士郎、何で私がコスプレコンテストに出なくちゃいけないのよっ!」
冬木市は平和の中に秋を迎えていた。
──はずだった。
「シロウ!」
「んもう、あのばか!」
鞘は消え。
「ケケケ。勝負しようぜ、聖杯戦士?」
「せ……先輩?」
黒き少年は、夜の闇に嗤い。
「自分を知りなさい。この早漏」
「かー! 何かむかつくなアンタ、あいつにそっくりだぜ」
少女は祈り、聖遺物を振るう。
冬木市は獣の群に飲み込まれる。
戦士たちは再び、戦いの時を迎えた!
「これはどういうことですか、アーチャー!」
「──私は聖杯の守護者。故に、君たちを倒さねばなるまい」
「それを言うなら、私も聖杯よ。……可愛い弟だったけど、遠慮は要らないみたいね」
「……ったく。せっかくの学生生活を邪魔する気? あったまきた!」
「宗一郎様との新婚生活を邪魔するなんて許せない……ふふふ、覚悟はできているのでしょうね」
「サクラ。今一度、戦う勇気はありますか?」
「当然よ、ライダー。先輩のためにも、みんなのためにも」
「また面白いことになってるじゃねーか。へっ、楽しませてもらうぜ?」
「キリツグ。まだ私には、やらなければならないことがあるようです」
「ありがとよ、元気でな」
「ああ。お前のことは忘れない」
「けひゃ。忘れろ忘れろ、お前さんにはオレよりもっと大事な人がいるじゃねーか」
「あー、楽しかった」
聖杯戦士☆
マジカルリンリン
劇場版
今年夏 公開中止!
同時上映停止
鉄拳魔法少女
ダメットちゃん
……ほんとにしないってば。
戻ります